長い間、人類の集合意識は
他にもまだまだありますが
「進歩しなければいけない」
「欠点を克服していくのが人生である」
という考え方を採用してきました。
そして、わたしたちも
それが、あたかも「真実」のように
教えこまれてきました。
でもね
「進歩しなければいけない」
「欠点を克服していくのが人生である」
という考え方は
まず初めに「至らない自分」ありき
なんですね。
最初から「至らない自分」というものがいる
ということが
大前提になっているわけです。
つまり
「至らない自分」というものがいる
ということを
疑うこともなく「あたりまえ」だと
「信じて」いるところから
人生におけるさまざまな苦しみが
生まれているんですね。
ひとは、死ぬまで生きても
「完璧な人間」にはなれません。
ですから
人生を楽に生きれるように
なるためには
「至らない自分」というものは
自分が勝手にいると思いこんでいただけで
本当は、どこにも存在せず
何を持ってなくて
何ができない
至らないと思える自分でも
「これが今の自分なんだ」
という立場に立つことが
とても大切なのです。
これを表にすると、こうなります。

つまりひとは
「至らない自分」(認められない自分)を出発点として
理想の自分(認められる自分)を目指すのですが
それは、マイナスをプラスにもっていくように見えて、
実は、「認められない」というマイナスの自分を、
限りなくゼロに近づけていくだけの行為なんですね。
なぜなら、
「こうならないと、自分を認めることはできない」と
思っているあいだは、
常に、「認められない自分」がいますから、
マイナスのエリアから出ることはできないのです。
けれども、どんな自分でも
「これが今の自分」と、いったん、あるがまま認めることができると、
ゼロ地点に立つことができるようになり、
自分を、ゼロに近づけていたときと
同じエネルギーを使って、
プラスに自分を持っていけるわけです。
それは、
「これが今の、あるがままの自分」と、認めている限り
自分はいつも、
「あるがまま」というゼロ地点にいて
マイナスに行くことはないからです。
つまり
どんなになさけなくて
どんなにみっともない自分が出てきても
その自分を否定せず(至らないと思わず)
「これが今の(時点の)自分」と、
いったん、あるがまま認めてしまうことが
人生の流れをスムーズにする
『一番の基礎』になるわけです。
むずかしい知識や、テクニックは
一切、いらないのです。
日々、ただ、ただ、
「これが今の(時点の)自分」と、
自分にOKをあげ続けていたら
それでいいのです。
そこが
『すべての始まり』
なのです。
■補足■
もう一度、図を見てほしいのですが

この表の、プラスとマイナスとは
プラス:現実世界で自分のエネルギーを
有効に使える位置。
マイナス:現実世界で自分のエネルギーを
有効に使えない位置。
をあらわしています。
自分をどこか否定して
理想の自分を目指しているあいだは
夢も叶いにくく
なかなか思うように
現実が進んでいかないのは
こういうことだからなのです。

